性病対策本部│性病の二大勢力と2つの抗菌薬

どんな性病があるのか比較的感染数の多い種類をまとめました。

性病の種類

症状

ひとことに性病といってもたくさんの種類があります。

1度感染してしまうと自然に完治する事のない性病は放っておくと一生を棒に振ってしまうような大きい病気に発展してしまったり、中には命にかかわるものまであります。

いつもと違う症状が出た場合は注意するようにしましょう。

クラミジア

自覚症状のないクラミジアの中でも気付きやすい症状のひとつにオリモノの増加が見られます。男性の場合も自覚症状はほとんど出ませんが、女性と比べれば症状が出やすく排尿時に痛みが出る事があります。

クラミジアがのどに発症するケースもあります。こちらもなかなか自覚症状が出にくく病院に行っても風邪と間違えられてしまう事が多くみられます。飲み薬で治す事が出来ます。

淋病

クラミジア同様おりものの増加で異変に気付き、病院に行ってみると感染していたという人が大半です。それ以外の症状が出る事は滅多にありません。

男性の場合はなにより亀頭の先から膿が出るのでクラミジアよりも気付きやすいです。

のどにも感染し、淋病の場合クラミジアと治療方法が異なり飲み薬では治す事が出来ないので身に覚えがあるといった場合、すぐに病院に行くようにしましょう。

梅毒

第1期~第4期まであり、進行するにつれて症状が変わるのがこの梅毒の特徴です。最近ではほとんどが第2期の症状の時点で治療される為、第3期以降の症状が見られる事はなくなりました。

痛みのないリンパ腫が出来ていたけど2~3週間で治ってしまった。全身にピンクっぽい発疹が出た。といった症状がある場合はすぐに病院に行って検査を受けるようにしましょう。

ただの発疹か梅毒なのかわからない場合、皮膚科ならどちらにもほとんどが対応していますのですぐに診てもらうようにしましょう。

ヘルペス

全身に出来る可能性がありますが、性病と呼べるものに関しては性器やオーラルセックスが原因で口の周りに出来た場合をさします。

水ぶくれのようなブツブツが出来てとてもかゆいです。こすれてしまって炎症が起きると痛くなる事もあるうえに、その炎症部分から他の病気に感染してしまうといった事もあります。

セックス以外の接触でも他人にすぐに感染させてしまうので感染した場合は早く治療するようにしましょう。

カンジダ症

女性の場合は白いカッテージチーズのようなポロポロとしたおりものが出るのでカンジダ症に気付く事が出来ます。男性の場合も亀頭から白いカスが出る事があるので気づきやすいです。

クラミジアや淋病と同じく口に感染する事もあり、その場合は舌に白いコケがびっしりと出来るので、なにか白っぽい症状が出たらカンジダ症の疑いがあると覚えておくようにしましょう。

トリコモナス

女性が感染するとおりものの臭いがとても強くなります。とても不快な思いをします。周りに気付かれてしまう事もあるかもしれないので感染したらすぐに治しましょう。

男性の場合は感染しても気付かない人がほとんどで、発症していたとしても尿で洗い流されてしまう事もあるので知らない間に治ってしまってるって事があります。

尖圭コンジローマ

性器周辺にカリフラワーのようないびつな形のイボが出来ます。こすれて炎症しない限り痛みが出る事がないので見た目で気付く以外に見つける方法はありません。

どんどん広がっていってしまう事もありますが、逆に自然治癒して行く事があるのもこのコンジローマの特徴です。

どちらにせよ悪性になるとがんになる事もあるうえ、あまり見た目が良くないのでみつけた際はすぐに治療を開始するようにしましょう。

AIDS(エイズ)

エイズ

コンドームの未使用や、血液感染、母子感染といった形で感染します。

感染してしまうと完治する事はありません。ヒト免疫不全ウイルス(HIV)を病原体とし、潜伏期間は10年にもおよびます。

HIVは血液をはじめ精液、膣分泌液、母乳にたくさん分泌されるという事がわかっています。

唾液や尿、汗などの体液には感染力があるほどのHIVは分泌されません。

粘膜や傷からしか感染しないので、傷のない皮膚に感染者の血液が付いたとしてもそこから感染する事はないので感染者が近くにいても過敏になりすぎる必要はありません。

HIVとエイズの違い

HIVはウイルスの事を指しています。エイズは発症した病気の名前です。

簡単に説明すると、HIVというウイルスに感染すると免疫を作るのに必要な細胞がどんどん減少していってしまいます。

そうなると免疫力が極端に下がってしまい感染力の低い病原菌にも感染しやすく、色んな病気を発症してしまうといった状態になります。

色んな病気を発症してしまってどうにもならない。といった状態がエイズです。

つまりHIVに感染し、進行してしまった結果、エイズを発症した。という事になります。

エイズの症状

感染するまでは症状は全く出ませんが、感染が成立するとわずか3週間程度で発熱、頭痛などインフルエンザのような症状があらわれます。帯状疱疹を繰り返し発症するといったケースもあります。

進行すると少しずつ免疫が低下され、全身のだるさや、疲れ、急激に体重が減ったり、慢性的な下痢などがずっと続く事になり、最終的には内臓や脳に悪性リンパ腫などを発症し死に至ります。

エイズの検査・治療方法

血液中の抗体や遺伝子の検出による検査方法が一般的で治療には抗HIV薬を用いるしか治療方法はありません。

多剤併用療法といって酵素阻害薬やプロテアーゼ阻害薬など約22種類ある薬を3剤以上組み合わせた薬を一生飲み続ける事になります

昔は不治の病と恐れられていた性病ですが、近年では早期発見であれば治療により完治する事はなくても改善・延命が進んでいるので、定期的に検査を受けるようにしましょう!

全国の保健所(一部をのぞく)で無料で検査してくれるので気になる人、思い当たる事が少しでもあるという人は一度検査してみるようにしましょう。「即日検査」を実施してくれている所ではその日に結果が分かります。

もうひとつ即日で検査がわかる検査の方法に通販でHIVの検査キットを買って自分で検査するという方法があります。

B型肝炎

B型肝炎

昔は母子感染による感染例の多い病気でしたが今は対策されていて母子感染による感染はほとんどなくなりました。

セックスの他に注射器や入れ墨の針などの共有や消毒不足が原因で血液や体液を介して感染、発症するといわれています。

アナルセックスや生理中にセックスすると感染の危険性を高めるとされているので出来るだけ控えるようにしましょう。予防にはコンドームの使用が推奨されています。

B型肝炎ウイルス(HBV)を病原体とし、潜伏期間は1ヶ月~3ヶ月になります。

B型肝炎の症状

B型肝炎の症状は、男女ともにほぼ同じで、疲れやすくなる、食欲不振、微熱、吐き気など風邪に似ています。

その他に血の混じったような色の尿が出る、皮膚の一部や白目の部分が黄色く変色する黄疸が見られます。白い便が出るといった場合もあります。

感染しても約90%の人は無症状のうちに自然治癒してしまいます。

B型肝炎検査・治療方法

通常は安静にしていれば2ヶ月~3ヶ月で自然治癒するとされていますが、治癒しなかった人は肝臓の細胞が壊されて肝炎を発症します。

肝炎が重症化してしまうと、慢性肝炎、肝硬変、肝臓ガンとどんどん進行していってしまい、肝臓移植を行わないといけなくなります。

移植出来なかった人の約6~7割の人は死に至ってしまう怖い病気です。

B型肝炎とC型肝炎の違い

C型は血液でしか感染しないので、輸血や注射針の共有などによる感染がほとんどです。

症状もB型肝炎に比べるととても軽く気付かない人がほとんどです。

ただし、こちらも重症化してしまうとガンとなってしまい治療が難しくなってしまうのでなにか異変を感じたらすぐに病院に行って診てもらうようにしましょう。

毛じらみ

毛じらみ

毛じらみは感染者と接触しただけで感染してしまいます。セックスをはじめ銭湯やプールの脱衣所、寝具やタオルの共有などでも感染する事があります。

毛じらみは1~2mmほどの人の体毛にくっつき人の血液を栄養としている寄生虫です。肉眼でも確認する事が出来ます。

ただ、毛じらみは体毛から離れてから移動できる距離は1日で10cm程度です。48時間も経つと死滅してしまう事から感染経路はほぼセックスによるものだといわれています。

人の体毛の根本にくっついて血を吸い、卵を産み付け、おまけにフンまでまき散らします。

潜伏期間は15日程度ですが、かゆみを発症するまでには1ヶ月~2ヶ月かかるといわれています。

毛じらみの症状

我慢出来ないほどの強いかゆみがあります。

痛痒くて夜も眠れないという人からほとんど感じないという人までかゆみの程度には個人差があります。かゆみ以外の症状はほとんどありません。

下着に毛じらみのフンや吸われた際の血が付く事で異変に気付くという人もいます。

症状がひどくなってしまった時には色素沈着を起こしてしまう事があります。

また吸われた部分から別の細菌が侵入し二次感染を引き起こす場合もあるので気づいたらすぐに治療するようにしましょう。

毛じらみ検査・治療

感染しているかどうかは肉眼で自分でも確認出来てしまいます。病院でも視診で診断される事が多いです。

自分で確認が出来るので病院に行って見せるのが恥ずかしいといった人は通販で薬を買って自分で治療するといったケースが多くなっています。

治療方法としては感染した部分の毛を剃毛してしまって毛じらみが生息する場所を奪い卵を産み付けないようにしてしまいます。

その際少しでも剃り残しがあると生息し続ける、もしくは生き残った毛じらみが生息場所を求めて移動し、範囲が拡大してしまうといった事もあるので剃るなら徹底的に剃るという事が重要です。

場所によっては剃毛出来ない場所もあると思います。その場合は目の細かいクシで何度も丁寧にすいて成虫を取り除きます。ただし、この場合は卵は駆除する事は出来ません。

他に、殺虫効果のあるシャンプーやパウダーを使って成虫を殺してしまうという方法です。

普段使っている普通の石鹸やシャンプーには殺虫効果がないのでいくら丹念に洗っても意味はありません。きちんと効果のある薬で治療するようにしましょう。

毛深い人は陰毛を伝って肛門周辺の毛や太もも、すね毛にまで拡大してしまう事もあるので、その場合は剃毛よりも薬剤で治療してしまうのがおすすめです。

体毛が触れる事で感染してしまう為、毛じらみはコンドームでは予防する事は出来ません

性病について大切な事

大切

性病に感染していてもいなくても、大切なのは知っているかどうかです。

症状にしても種類にしても治療方法にしても知っている事で早めに気付けたり治療に取り掛かる事が出来ます。

その他に大切な事を下記にまとめました。性病になってもならなくても頭に入れておけるようにしましょう。

放置しない

性病に感染した場合、どの性病においても放置してはいけません。放置してしまう事でさらなる大きなリスクを生んでしまいあとで後悔しても遅いという事になりかねません。

例えば、放置してしまう事で他の感染症に感染してしまったり、進行が進んで他の大きな病気にかかる、最悪の場合は死んでしまう事もあります。

そういった場合、薬が効かない、治療が長引く、不妊症になる、後遺症が残ってしまうなんてケースもあるので、気付いたらすぐに検査をし必ず治療するようにしましょう。

性病の種類によっては自覚症状がないものもあり、なかなか気づきにくいかもしれません。その場合、定期的に検査するようにしておく事で放置する事がなく安心です。

なかなか病院に行く時間がない人は通販で購入できる検査キットを使って検査するようにしましょう。

自分で対処する

性病に感染しているかどうかは自分でしっかりと対処する以外に方法がありません。尖圭コンジローマの場合は見た目でパートナーが気付いてくれる事もありますが、それ以外は自覚症状で気付くしかありません。

少しでも違和感や異変を感じたら検査を受けるようにしましょう。

何もないに越した事はありませんが、もしも感染していた場合はすぐに治療を開始しましょう。

一部時間がかかってしまうものもありますが、ほとんどの場合、比較的簡単ですぐに検査結果がわかるようになっています。面倒くさがらずにしっかり自分で対処するようにしましょう。

性病検査が受けられる場所や、自宅で簡単に検査できる検査キットなど詳しい方法についてはこちらのページを参考にしてみて下さい。

予防する

そもそも性病にならないように自分で予防をする事がなによりも大切です。予防方法についてはいくつかありますがコンドームは必ずつけるようにしましょう。

ただしコンドームをつけて予防出来るのは性器部分の感染症においてのみです。他の部分の感染はコンドームだけでは防ぐ事はできません。

口やのど、目などの粘膜部分、血液からも感染してしまうため、そういった部分の感染を予防するには感染の疑いがある人とはセックスしない。清潔にする。などほかの方法で予防するしかありません。

予防方法について詳しくはこちらのページを参考にしてみて下さい。

【まとめ】心も体も気持ちよく

気持ちよく

性病の種類がたくさんあるように感染経路や潜伏期間、症状もたくさんあります。

もしも感染してしまった場合は自分がどの性病に感染しているのか病名をしっかりと見極める事が大切です。

そうする事でムダにたくさんの検査を受けたり、時間をかける事なく早めに治療にとりかかる事が出来るので感染拡大を防げるほか、自分の身体への負担も減らす事ができます。

たくさんあてはまってしまってわからない。といった時はひとつだけではなく併発してしまっている可能性もあります。見極めるといっても時間がかかるようならすぐに病院で検査を受けるようにしましょう。

性病はなによりも早期発見・早期治療が重要です。

自覚なく感染を広げてしまうといった事のないように、思いあたる事がある場合には出来るだけ早く検査し、治療するといった事をこころがけ、心身ともに気持ちいいセックスができるようにしましょう。

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