性病対策本部│性病の二大勢力と2つの抗菌薬

性病の治療に用いられる抗生物質とは一体どういうものなのか。様々な病気に対して効果を発揮する抗生物質についての理解する!

万能的な抗生物質

抗生物質とは微生物をもとに作られた化学物質で、感染症の原因となる微生物の増殖や機能を阻害したり微生物を死滅させる効果があります。

この薬は1928年、イギリスの細菌学者であるフレミング氏がブドウ球菌(病原菌)の培養実験を行っている最中に誕生しました。
偶然紛れ込んでしまったアオカビを発見し、このアオカビが病原菌を死滅させる成分をもっていることに気が付いたのが始まりと言われています。

1940年、科学者のフローリー氏が成分の取り出しに成功し、この成分はペニシリンと名付けました。
このペニシリンは微生物や細菌を跡形もなく死滅させてしまうのに対し、人間や動物にはほぼ影響を及ぼさないことから、
世に出回った頃には「百発百中の万能薬」と呼ばれ、人類の平均寿命上昇への大きな役割を担ったと言われています。

今では抗生物質の種類も豊富になり、ペニシリン、マクロライド、セフェム、テトラサイクリン等、たくさんの種類が販売されいます。

これらの抗生物質は細菌を死滅させる万能薬として活躍を続けています。

効果・副作用

ペニシリンがなぜ人間にはほぼ影響を及ぼさずに細菌だけを死滅させてしまうのか?
それはペニシリンの分子β-ラクタムが細菌の細胞壁を作る酵素と反応し、その働きを止めてしまうためです。

この細胞壁の機能が止まってしまうと菌はたちまち死滅してしまうため、細菌に対し即効性がある効果をもたらします。
逆に、人間や動物はこの細胞壁をもっていない為、人体に与える影響はほぼ無害となるのです。

これらのことから分かるように抗生物質は細菌による感染症の治療にとても適していることが分かります。
細菌が原因となる感染症で代表的なものに性病が挙げられますが、性病の治療にももちろん抗生物質が用いられています。

服用時の注意

抗生物質がいくら無害と言っても「細菌を死滅させる」効果があることと忘れてはいけません。
人の体には体の状態を保つために必要な菌も多数存在します。

勘違いをしてしまう人も多数いらっしゃいますが抗生物質は予防薬ではありません。
なので決められた回数、時間を守らずに過剰に服用をしていると体に必要な菌まで死滅してしまう可能性があります。

必要な菌まで死滅してしまうと下痢やカンジダを引き起こしますので服用には注意が必要です。